再生医療に使われる脂肪幹細胞とは
変形性関節症の再生医療を行うにあたって、特に重要なものがタイトルにあります「脂肪幹細胞」です。
まず、はじめに広い意味での再生医療について定義いたしますと、機能に障害が出たり失われた機能を回復させる医療のことになります。
大阪府にあるそばじまクリニックは、日本初の再生医療専門医なのですが特に、自分の体から特殊な細胞を取り出して、その細胞を増やし傷のついた部位に注射で注入する方法はアレルギーや感染の心配がないことも安心材料として考えられています。
次に「脂肪幹細胞」ですが、「脂肪」と「幹細胞」に分けて説明いたします。
先に「幹細胞」の素晴らしい働きとして、分裂してどんどん自分と同じものを作り出したり、別の種類に変化することができる能力があります。
この場合の「脂肪」は皮下脂肪を意味しており取り出しやすく数も多い脂肪で、その中にあるものが「脂肪組織由来幹細胞」です。
そばじまクリニックは、平成28年の9月から整形外科分野の中でも大きな慢性疾患の1つである変形性関節症を治療するためのプロジェクトに力を入れています。
神戸大学医学部整形外科の教授と共同で厚生労働省に提出した、「第二種再生医療等計画」に関する届け出が受理された脂肪幹細胞を用いた療法です。
これは、厚生省が認可を与えなければ取り扱えない治療方法でもあります。
人間がもともと持っている修復能力の元が幹細胞ですので、自分自身が自分にある力を使って元通りの機能や形に戻せるありがたさを実感させられます。